測字占 通信講座(web動画)
~漢字教育士が教える測字占~
講師の常見多聞は漢字教育士(立命館大学白川静記念東洋文字文化研究所認定)の資格保持者です。
見聞堂のセミナー について |
1.セミナーの一覧表 2.セミナーの特徴と強み 3.各占術の特徴 4.出来るようになること・効果例 5.開催地域 6.常見多聞から一言 |
~漢字教育士(立命館大学白川静記念東洋文字文化研究所認定)が教える測字占~
測字占とは?
測字占は文字通り、文字を使った占術です。たまたま着想を得た文字や、たまたま起きた出来事や夢から着想を得た文字を起点として、直感的に自在に連想して判断していくのが測字占であり、大変面白い占例の歴史的逸話が多くあります。春秋左氏伝には以下のような記述があります。紀元前、春秋時代に楚の荘王は晋との戦いに勝ち、家臣が「晋軍の死骸を集めて、戦勝記念の築山をするのはいかがでしょう」と進言をしました。荘王は「武は戈(ほこ)を止めるという意味だ。武とは暴を禁じ、戦を止め、民を安んじ、衆を和し、財を豊かにするためのもの。しかし多くの犠牲者を出した私にはその資格がない」と答えました。春秋左氏伝に記載のあるこの荘王の話から「武」という文字の語源は「戈(ほこ)を止める」と信じられていたようで、西暦 100 年頃にできた中国の字書『説文解字』にもこの逸話が紹介され、長い間そう伝えられてきました。しかし 19 世紀になって甲骨文や金文が発見され研究 が進み、「武」という字の「止」は「足の形」を表したのものであることがわかり、「とまる」「とめる」「とどまる」の意味の他に、「進む」という意味をさすことがわかりました。つまり「武」という字は「戈(ほこ)をもって進む」ゆえに「攻める」「戦う」という意味であることになります。(ちなみに「歩」という字は左右の足跡の形です)。このことから楚の荘王が言っていた「戈(ほこ)を止める」は、本来の文字の由来に沿ったものではなく、文字から連想して自由に解釈していく、いわば測字占的な文字解釈をしていたことになります。三国時代には文字や夢の解釈を行う占い師の話もよく登場し、その後の時代にも同様に占っている例が多く記載されております。
測字占とは?
測字占は文字通り、文字を使った占術です。たまたま着想を得た文字や、たまたま起きた出来事や夢から着想を得た文字を起点として、直感的に自在に連想して判断していくのが測字占であり、大変面白い占例の歴史的逸話が多くあります。春秋左氏伝には以下のような記述があります。紀元前、春秋時代に楚の荘王は晋との戦いに勝ち、家臣が「晋軍の死骸を集めて、戦勝記念の築山をするのはいかがでしょう」と進言をしました。荘王は「武は戈(ほこ)を止めるという意味だ。武とは暴を禁じ、戦を止め、民を安んじ、衆を和し、財を豊かにするためのもの。しかし多くの犠牲者を出した私にはその資格がない」と答えました。春秋左氏伝に記載のあるこの荘王の話から「武」という文字の語源は「戈(ほこ)を止める」と信じられていたようで、西暦 100 年頃にできた中国の字書『説文解字』にもこの逸話が紹介され、長い間そう伝えられてきました。しかし 19 世紀になって甲骨文や金文が発見され研究 が進み、「武」という字の「止」は「足の形」を表したのものであることがわかり、「とまる」「とめる」「とどまる」の意味の他に、「進む」という意味をさすことがわかりました。つまり「武」という字は「戈(ほこ)をもって進む」ゆえに「攻める」「戦う」という意味であることになります。(ちなみに「歩」という字は左右の足跡の形です)。このことから楚の荘王が言っていた「戈(ほこ)を止める」は、本来の文字の由来に沿ったものではなく、文字から連想して自由に解釈していく、いわば測字占的な文字解釈をしていたことになります。三国時代には文字や夢の解釈を行う占い師の話もよく登場し、その後の時代にも同様に占っている例が多く記載されております。